2016/08/31

PowerBIの準備とLogAnalyticsの連携

前回からの続きで、今回はPowerBIの準備とAzureログ分析との連携をしてみたいと思います。
Azure ログ分析(OMS)を使ってみる
http://win-enikki.blogspot.jp/2016/08/azure-oms.html
PowerBIについて
http://win-enikki.blogspot.jp/
まず、PowerBIの準備ができていない場合は、下記サイトよりログインします。
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/

image

Web版のPower BIにサインアップします。
image


メールアドレスを聞かれます。
Office365など、AzureADですでに連携しているサービスがある場合は、そちらを入力してください。
image


Office365などがなく、新規で実施する場合にはメールを入力すると
そのメールアドレスに利用開始のメールが届きます。
image


今回は、Office365と連動した環境で準備しました。
うまくいくとポータル画面にアクセスできるようになります。
これでPowerBI側の準備は完了です。
image


つづいて、LogAnalytics側のポータル画面の設定から、「Preview Features」をクリックし、
PowerBI Integration を有効化します。
image


次に、Accounts – Workspace Information を選択し、
Connect to Power BI Account をクリックし、PowerBIのアカウントを入力します。
image
参考
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/log-analytics-powerbi/

上記で接続準備は完了です。
ログ検索から、PowerBIにデータを送りたいクエリを入力します。
アプリケーションの起動回数取得クエリは以下の通りです。


Type=SecurityEvent "4688 - A new process has been created." AccountType="user"
image


上部にある、PowerBIボタンを押します。
image


PowerBIへのデータセット名や、同期間隔を記入します。
image


しばらくするとPowerBI側のデータセットに、
データセット名が出力されます。
image
あとは、連携したデータを使用してグラフを作っていきます。
グラフの作り方はしばらく動かしているとわかってくると思いますが、
例えば円グラフの作り方は以下のとおり。


データセットのProcessCountを指定し、視覚化から円グラフをクリックします。
image


ResultからProcessを凡例・値にそれぞれドラッグして指定します。
image


同じ手順でスライサーを作成し、Processをフィールドに入れます。
image


書式から、選択範囲のコントロールをクリックし、すべてを「オン」、単一選択を「オフ」にします。
image


表示したいアプリケーションのみ、選択し表示させます。
image


出来上がったら、「保存」を押すことでレポートの保存が完了です。
できあがったレポートは、Webに公開することもできますし、

「ライブページをピン止めする」を押し、ダッシュボードに置くことで
指定したユーザーとの共有化も可能です。

Web版のPowerBIはデータの加工ができないことがネックですが、
使い方によっては有用だと思うので、是非利用してみてください。

スポンサーリンク

スポンサーリンク