今回は、住居にたとえてみましょう。
まずはタイプ2VMM
タイプ2VMMは、仮想OSなどでは使われず、JAVAランタイムなどのアプリケーションでよく使われます。
イメージとしては、家主のみハードウェアを使い、住居人は仲介人によって、その人の環境にあった居住が与えられますが、直にハードウェアを扱うことはできません。
なお、JAVA仮想マシンや、.NETFrameworkの共通言語ランタイムなどがここでいう仲介人にあたります。
次にハイブリッドVMM
これは、不動産屋さん経由で指定のハードウェアを住居人にも扱えるようなイメージ。
とはいえ、不動産屋さんは間取りの割りあてとかはしてくれるものの、ハードウェアの管理は基本 大家さん主体。
住居人がもっとハードウェア使いたいッと言ってきたとしても、不動産屋さんは、いちいち大家さんにお伺いをたてないといけないため、住居人にとってはハードウェアを扱うには若干レスポンスが悪い。
また、不動産屋さんは誰でも使えるようにハードウェアで使うコンセントや蛇口などは大家さんと違った汎用性のある一般的なものに変換して各住居人に提供しています。
大家さんがあとから不動産屋さんと契約して(インストールして)住居人を入れることができるため、お手軽だけれども上述したようにレスポンスに難はあるのがポイントです。
ハイブリッドVMMにあてはまるのはVirtualPC2007,VMwareWorkstation,VirtualBoxなどがあげられます。
ちなみにWindows2008Serverで扱える Hyper-Vは、ハイパーバイザベースの仮想化テクノロジであり、タイプ1VMMによるアーキテクチャです。
次回は引き続き住居を例にして、タイプ1VMMと、さらにそこから分類されるモノリシック型とマイクロカーネル型について説明できればよいなと思います。
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